おなじみトレーナーのさとみんです。
今回は怪我についてお話しします。
怪我と聞くとそんなに大きな怪我したことないし、ちょっと痛いくらいなら怪我じゃないし…
と思う方もいるかと思います。
しかし、怪我をしてしまうとどんなことが自分の身に起こってしまうのか、その後は?そもそも怪我しないためには?ということを数回に分けて書かせていただきます。

その前に、少し私の話を。
私も高校2年生の秋に大きな怪我をしました。
当時、私は高校のバドミントン部のキャプテンでした。中学からバドミントンを始め、そこそこ頑張っていました。
高校2年生からキャプテンになり、団体戦では対戦する1校につきダブルスとシングルスに出て、一日に何試合も行っていました。
怪我をした日は、秋季大会という自分達の学校が1-5部のどこに入るか、そして順位も決まる大事な団体戦。そんな中ジャンプをして着地の瞬間に右膝が後ろに曲がったような感覚になり、そのまま足が滑って転んでしまいました。そのあと右膝の激痛と共に腫れがでてきて、立てない状態。
バドミントンどころではなく、すぐに膝を固定し病院に運ばれました。
私はその後もまだ試合がありましたが、怪我をしたためそのまま病院に行き検査をしました。そして「来年の3年生の時の高体連には出られない」という医師からの言葉。
全く受け入れられず、しばらく落ち込みました。
しかし、手術をしなければ日常生活もまともに送れないので、怪我から1ヶ月2-3週間後に1回目の手術。その後2週間後に2回目の手術をしました。
それから入院中は必死にリハビリ。
理学療法士の方に一生懸命リハビリをしてもらって、空き時間は自主トレ。痛くて、辛くて、学校にも行きたかったけどそれでも我慢して頑張っていました。
キャプテンなのに部活にも行けない、練習もできない。すごく精神的にも辛い思いをしました。
退院して学校に行くようになっても、部活は見学、5月の高体連の地区予選は復帰が間に合わずベンチで応援。すごく悔しい思いをして、高校生活最後にバドミントンができたのが高校3年生の夏でした。それも痛みが出て勝てず。
結局ちゃんと運動ができたのは怪我をしてから1年以上経ってからでした。
怪我をするのにも原因があります。
怪我をするということはその日はもちろんのこと、普段からのコンディションが悪いこと、カラダの使い方が悪かったことなどが挙げられます。
私が怪我をした日は、体調は普通でしたがなんとなく気分が乗らない、試合を重ねるごとにかなり疲れており、汗も多くかいていました。足が滑ったのも汗が床に落ちていたのだとおもいます。
怪我をすると最悪の状況になることもあります。
怪我のリスクを減らす、そのためには自分のカラダを知ること。
私は当時高校生でそこまで自分のカラダについて考えることもなかったし、今のようにトレーナーやカラダのアドバイスをしてくれるような人は周りにいませんでした。
怪我をしたことはしょうがない、と当時は思っていました。しかし、今はあの時の自分にカラダのケアについて、怪我の危険性について、姿勢や打ち方についてもっともっと教えてあげたかったと思います。
そうすれば怪我は未然に防げて、高体連も出られたかもしれません。
だから、私は皆さんにカラダケアの重要性を訴えます。
怪我をして競技やパフォーマンスが出来ず、悲しい思いをして欲しくない。それによって人生を制限して欲しくないから。
次回は怪我をした後のカラダの変化についてお話ししたいと思います!
お時間ある方は是非読んでください!