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【コントーショニスト向け】呼吸の話

ご無沙汰しております、コントーショニストさんたち。
お元気でしょうか?
おなじみトレーナーのさとみんです。

最近、ピラティスについて深く考えていると、ふとコントーションのことを思い出しました。
後屈深めるけど、みんな、ちゃんと呼吸していたかなと。

呼吸は人間が生命を維持するためにとても大事なことです。
呼吸とは、酸素を取り込んで全身に行き渡らせ、二酸化炭素を排出することです。
また、呼吸中枢は延髄を中心とした脳幹部にあり、脊髄を介して横隔膜や肋間筋に情報を伝えて呼吸運動をします。

呼吸の中枢が延髄にあるということは、延髄は頚椎のすぐ上にあります。
そのため、首をぐっと後屈すると圧迫されやすい場所になります。

ーYahoo!百科事典・マルチメディアデーターより引用


綺麗に後屈できると良いのですが、後屈も背骨の動きに不十分さがあると首に大きく負担がかかります。

胸椎は第1〜12胸椎まであり、上位胸椎の方が屈曲伸展可動域は少なく、腰椎に近づくに従って可動域が増えていくという特徴があります。そのため、上位胸椎(Th1〜6)が硬い印象を受けるのではないかと思います。
なかなか後屈ができない人ほど、首や腰で曲がってしまうということです。
それによって頚部痛や腰痛が発生しやすいと考えます。
そもそも硬い胸椎ですが、コントーションの後屈では最大限まで胸椎の伸展を出していくことが要求されます。

さっきの呼吸中枢の延髄の話に戻りますが、胸椎の動きが硬い人が後屈を深めるために、頚椎の後屈を強める。そうすると頚椎全体に強い力がかかりやすくなります。
そうすると、苦しい感じ、頚椎の過伸展状態になってしまうため、ヤドカリなどでは顎で立つ状態になりやすくなります。
ヤドカリでは胸をつけるということを教えてもらうと思います。
正しく後屈をしないと、頚椎の怪我をすることも考えられるのです。

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ではどうしたら胸椎の伸展を高めることができるのか。
それは胸郭と言って胸椎だけでなく肋骨などもしっかり動く必要があるのです。

さとみんWorkshopでは、一人一人の曲がりを見極め、足りないところを見つけて一緒にパフォーマンスアップしていくアプローチをしています。
このさきを知りたい方は、ぜひ次回のWorkshopやパーソナルセッションで聞いてくださいね!