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滞ると大変!!リンパって?

 4月1日から新メニューとして導入されるリンパケア。そもそもリンパって何?というところから簡単に説明させて頂きます!

1.循環の仕組みとリンパ
 リンパとは体液の循環システムの1つです。体液には血液、リンパ液、組織液などがあります。血液は血管の中を通り、そこからしみ出た液体(組織液)がリンパ管に流れ込んだものをリンパ液といいます。

 ーリンパ管疾患情報ステーション より引用

 リンパ管はリンパ液に含まれる老廃物や余分な水分などを運搬・排出する働きがあります。いわゆる排水管のような働きです。一般的に排水管は下水道⇨処理場へ繋がり、綺麗な水に処理されて再利用されます。リンパ液も同様にリンパ管(排水管)から静脈(下水道)を通り、肝臓や腎臓(処理場)で老廃物を処理しています。ここで必要な栄養素は体内で再利用され、それ以外が尿として体外へ排泄されます。
 リンパは一方通行のような構造をしており、どこかで詰まってしまうと排泄が滞るため、あらゆる問題が生じてしまいます。

2.リンパ液とは
 リンパ液はリンパしょう・リンパ球・老廃・細菌・疲労物質・がん細胞で構成されています。中でも、リンパ球はウイルスや細菌を検知し攻撃する物質が含まれています。
 リンパ液の量は血流量の増加・体温の上昇・骨格筋の運動時に増加します。

3.リンパ管の機能とリンパの流れ
 リンパ管は血管に絡み付くように全身にわたり張り巡らされています。特に顔・首・わき・足の付け根などに比較的高密度に存在しています。 
 リンパ管の壁には細い繊維(係留フィラメント)がたくさんついています。この繊維が筋肉運動やリンパケアの圧力などにより引っ張られると壁の間に隙間ができ、その隙間から組織液がリンパ管に流れ込む仕組みになっています。

 では、リンパ管の中ではどのような仕組みでリンパ液の流れを作っているのでしょうか?

 リンパ管の内側には逆流を防ぐための弁がついており、弁と弁の間が伸びたり縮んだりすることでリンパ液が送られていきます。
 リンパ管の最終的なゴールは鎖骨の下にある鎖骨下静脈です。リンパ管は皮膚の下に網目状に走っており、その後、体の浅い部分から深い部分を走るリンパ本幹などへ繋がり、鎖骨下静脈へ至ります。

4.リンパ節とリンパ球
 リンパ節とはリンパ管の周りにある密集している組織です。


 リンパ節にはリンパ液に含まれる老廃物や細菌をせき止めるフィルターのような役割があります。みなさんも風邪をひくと首の辺りが腫れたことがあるのではないでしょうか?これはリンパ節に細菌が侵入したサインであり、細菌とリンパ球が戦うことで炎症が起き、腫れが生じてしまうのです。
 特にリンパ節にはリンパ球が多く集まっており、ウイルスや細菌の侵入に備えています。リンパ節でせき止められた細菌とリンパ球が戦うことで作られた抗体が、次に同じような細菌が侵入した時に備えてくれます。

 つまりリンパケアによりリンパの流れを良くし、リンパ球を体内に循環させることで日常的に風邪や病気になりにくい体を作ることができるのです!

5.リンパケアのプラス効果 
 リンパケアを行うことで私たちの体にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

 美容面への期待
  むくみの改善
  小顔・目元ぱっちり・二重顎解消
  バストアップ・ヒップアップ
  ウエストのくびれ
  美肌
  セルライト解消

 健康面への期待
  全身疲労の改善
  痛みの軽減(肩こり、腰痛)
  生理痛の緩和
  便秘・下痢・胃もたれ・冷え性の解消
  婦人病・頻尿の解消
  ストレス軽減
  自律神経を整える

 など…効果としては以上のようなことが期待されます。
 仕事や育児などで首、肩、腰がガチガチな方、更年期障害に悩まれている方、睡眠不足で疲れが溜まっている方、細くなりたい!綺麗になりたい!などさまざまな女性の悩みに対してリンパケアはおすすめです。

 4月から何かと忙しくなる時期です。何不自由なく快適に過ごすために、体のメンテナンスをしっかり行っていきましょう!