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今、50代、60代のピラティスがアツい。ナイスミドル・ミディになるために大事な筋肉維持。

最近、ピラティスをする人が世の中に増えてきて、とても嬉しい限りです。
メディアにも取り上げられることも増えきて、芸能人の方やアスリートもやっている方が多くなってきました。

ピラティスと聞くとなんとなく若い世代の方がやっているイメージ?と思う方も多いと思います。
しかし、当店では30代〜60代までの方々を中心として、特に50代・60代のお客様がピラティスに励んでいます。

なぜ、ピラティスはミドルエイジ(50代・60代)に良いのか?
ナイスミドル(ステキな50代60代男性)・ナイスミディ(ステキな50代60代女性)になるためにはどうしたらいいのか?

今回はそんなお話を。
これから始めたい、気になっているけど始めるのはなんとなくハードルが高いと思っている方へ向けて書いていきます。

⒈呼吸を大事に。自分のカラダとじっくり向き合い、回数を重ねるごとに自分の「できない」が変わっていく。
私がピラティスを始めたのは10年前以上のことですが、やったりやらなかったりを繰り返して今に至ります。
現在はお客さまへの指導もあるのと、自分のために週4回以上はピラティスを1日1時間以上行っています。
ピラティスを通して何が変わるかというと、普段の生活での自分の姿勢が気になったり、自分の体の悪い状態を意識するようになりました。
やらないとなんとなく背中が丸まっていくような感じしますし、動きが硬い感じも。

最近は時間がある時になるべくやろうと思ってやっています。

1ムーブメントでもいいと思います。

まず、呼吸について。
ストレスが大きいときはなんとなく呼吸が浅くなり、鼻から吸って口から吐くピラティス呼吸ができないこと、そして呼吸が浅くなり、肩で息をするようになってしまうのです。
そんなに違うのか?と思うかもしれませんが、結構大きな違い。

胸式呼吸、腹式呼吸と呼吸法がありますが、ピラティスではどちらも大事です。
年々、猫背気味になっている方、特に呼吸がしにくくなっているかも?

猫背になってくると、背骨が伸びにくかったり、肋骨と肋骨の間が開きにくくなったりなど、さまざまな弊害が出てきます。関節も硬くなってきて、筋肉の力も発揮できない…となると、カラダは動かしにくくなる一方です。

鼻から吸って口から吐くときに胸やお腹は動いていますか?
吸ったり、吐いたりした分、肋骨やお腹は動いていますか?

また、ピラティスは回数を重ねるごとに、気分や見た目、カラダの全てが変わると言われるほどのムーブメントです。
そしてピラティスは自分のカラダの負荷だけでできる運動ですので、過剰な負荷をカラダにかけずにできるものです。
年齢関係なく、始められる運動。
ピラティスは突き詰めると難しいこともありますが、何も道具がなくても始められるものです。

まずはやってみる。
1回でも十分効果を感じられると思います。

⒉カラダを支えるインナーマッスルを鍛える、ピラティス。
ピラティスのムーブメントはカラダの構造や機能をよく考えて作られたものだと、いつも自分で実践していると、常にそう思います。
ピラティスの養成講習で学んだ際、Head roll upというムーブメントがありますが、両脚を立てて仰向けになり、頭から順番に床から離していくような動きです。一般的な腹筋動作の最初に似ています。

一般的な腹筋運動では、腹直筋というお腹の一番外側にある筋肉が一番働くのですが、このHead roll upでは首の奥の筋肉、頭の付け根の筋肉、そしてお腹の内側の筋肉、インナーマッスルが使われている感覚の方が強く感じます。もちろん腹直筋を使っていないわけではないですが、今まで使っていなかったようなカラダの中心に近い部分の筋肉がしっかり使われて、カラダがしっかりするような感じがします。

どうしても現代社会では、デスクワークでパソコンや、自宅でもスマートフォン、通勤中もスマートフォンを使うといったことが多く、姿勢が悪くなっていく人が多く見られます。
そうすると、だんだんインナーマッスルは使われなく、カラダを支えるはずのインナーマッスルではなく、外側にある大きい筋肉がたくさん使われ疲労も溜まるため、肩こりや腰痛の原因になっていることが多く見られています。

肩こりや腰痛は、50代60代では多い訴えです。
そして姿勢が悪くなってくるのも、この世代が多く、運動習慣がない人は筋力も落ちてくるので、特にインナーマッスルの筋力も低下し、いろいろな症状を出していることが多いと思います。

現代人とって、ピラティスは究極のセルフケアかもしれません。

⒊自重負荷でしっかり鍛える。カラダに負担をかけすぎず、無理なく続けられるピラティス。
ピラティスは基本的にはマットピラティスが簡単に導入しやすく、コストも最小限で始めることができます。
しかし、マットピラティスは自分のカラダをしっかりとコントーロールして動かさなければいけません。
そこが、マットピラティスがピラティスの中で難しいと言われている理由です。

最近多く見る「マシンピラティス」。
自分の足りないところを理解したり、フォームを改善したり、負荷をかけたりすることも可能です。
とても便利で、ピラティスを深めるにはとても重要なツールです。
マシンもいいですが、その前に、ピラティスの基本はマットでも行うことができます。

私は、マットピラティスをしっかりやってほしい理由は、自分のカラダをしっかり感じてほしいので、マットをすすめています。
自分のカラダの位置、コントロールがどうなのかなど、マット上で自分のカラダ一つで感じてほしいのです。

そして自分で自分のカラダを動かすということは、重力に対して、自分の体重を感じながら動くことが大事なのです。

マット上で、自分の体重負荷だけでしっかり鍛える。
自分の体重コントロールにもなりますから。

ピラティスを通じてたくさんの人に、自分のカラダの状態を知ってほしい。
そして、筋肉を維持して健康寿命を長く、生涯現役でいてほしいので。

ミドルエイジの方々、この年代のご自分の過ごし方が先10年の自分のカラダを作っています。

しっかり筋肉つけて、姿勢も維持して、健康時間を長くしましょう!