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基礎を大事にすること。

先月末は東京でのコントーションワークショップ、今月は北海道に戻ってきてサポートチームのトレーニングサポート。
ありがたいことに、お仕事を続けることができています。

今までスポーツに関わることが多かったですが、近年はパフォーマンス・芸術と言われる分野へのサポートも行っています。

そこですごく思うのは基礎が大事。

「そんなことわかっているよ!」
と言われてしまいそうです。しかし、基礎を見直す機会ありますか?

スポーツでもなんでも、できることが増えてくると基礎を振り返る機会が少なくなります。
そして基礎を勉強することも減ってくると思います。
私もそうでした。
できる技術が増えてくると、だんだん基礎・基本を忘れてしまって技を覚えることにいっぱいになります。
新しい技術などは覚えて結果が出るので楽しいですが、その土台となるのはいつだって基礎なのです。

例えば、前後開脚をもっと広げようと考えた時に前後真っ直ぐに広げていますか?
鏡を見なくても、100回やって100回とも真っ直ぐになっているでしょうか?

そこが抜けている方がとても多いです。
足を前後にまっすぐするためには、骨盤の位置、股関節前の伸び、前足のもも裏の伸び、背骨の位置、体重のかかる位置…上げるとキリがないです。
しかし、その一つ一つは基礎であり、初めて行う人に説明することだと思います。

できるようになってくると、その基礎の部分をおろそかにして、前後開脚がなんとなくできるから後ろで足を掴んじゃえ!という感じで足の位置が曲がったまま足をつかむということになります。
それは技術的に美しくない。となってしまうと思います。
それが、応用のつまづきにつながります。

応用でつまづくとなかなか気づかず、動きの練習ばかりしがちです。
しかし、つまづいた時、カラダがおかしいなと思った時こそチャンスです。

なんのチャンスかというと、基礎を振り返るチャンスです。

応用はいつだって基礎ができてから初めて応用を獲得します。

前後開脚を例に取りましたが、人生においても同じことだと思います。
勉強してきたことでも、歳月が立つと徐々にそれが変化してしまったり、自分の解釈が変わってしまうこともあります。学び直すことも必要だと思います。

新年度になりました。
私も今まで勉強してきたピラティス、そして理学療法士時代に勉強していた座学的な知識を今一度勉強したいと思っています。
ピラティスや解剖学・運動学的な知識の共有は今後みなさまへ還元できるよう、いろいろ企画中です!
講習会なんかできるといいな〜なんて思っています。

当店ではアスリートサポート、スポーツ・パフォーマーさんへのサポート時に困っていること・伸ばしたいことを聴取し、その動作から必要な基礎から確認し動作をより良くしていくお手伝いをしています。
できないことをできるようにするのは難しいですが、できるためには専門家の声も必要なことがあります。

困っていることや伸ばしたいこと、パフォーマンスアップさせたい!という方いたら是非一度当店へいらしてくださいね!!