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なんでもオンラインでできるようになった2024年。しかし対面は大事。

当店を開業した当初の2020年はコロナが始まった真っ只中で、オンラインも今ほど普及していなく、まだ実際に会うことが大事とされていた時代でした。

それから4年。
学校の授業はもちろんのこと、各種講習会、習い事、運動、、、
なんでもオンラインでできるようになりました。

リアルタイムで、実際に会うということをしなくても色々な情報を手に入れることができるようになった現在。

しかし対面で会うことの重要性も感じています。

今回はオンラインになったことやなぜ対面で会うことが大事なのかを書いていきます。


2020年には考えられなかったほどに進んだオンライン文化

2019年から私はある講習会を受けていました。それは2年間かかる講習で、本来は全て対面で、実技もある講習会でした。
しかし2019年に2回講習会を受けてから、コロナ時代に突入してしまいました。
講習会は全てオンラインに切り替わり、画面を目の前にしてテキストを見ながら勉強する。
その時に一緒に受講する人の顔は見えても、話すことはできず、その場で何か解決したくてもチャットに書き込んだり、画面上で手を挙げるのはなかなか億劫な状態でした。

「今まではわからないことがあっても、休憩時間に講師に聞けたのにな〜。」
「隣に座っている人と話しながらやったりしたのにな〜。」

など、コロナ時代以前の状態に早く変わってほしい。
そんなふうに思いながら講習会を受けていました。

実際に実技に関しては動画を見たり、講義を受けながら自分で練習するしか方法がなく、なかなか難しい状態でしたが、なんとか試験には合格することができました。

講習会やミーティングは世界のどこにいても、インターネット環境さえあればいつでも、どこでも接続でき、参加できる。とっても便利な世の中になった反面、なんとなく以前のコミュニケーションを懐かしみ、羨ましいいい時代だったなとも思うようになりました。

2024年になった今、オンラインは当たり前、会議も会社に行く必要がなく職種によってはリモート業務が9割でOKという会社も少なくありません。
出勤して嫌な上司と顔を合わせることなく仕事もできますし、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車に毎日揺られる必要もない。

しかし、こうなった現在はオンライン上でなんでも見ることができる反面、なんとなくコミュニケーションが薄くなった気がします。

実際に会って話をする機会が減って、人の動き、雰囲気、場所に見合った行動、そして気遣いなど。
そのような目に見えないことを読み取る力が弱くなっているような気がするのです。
社会に出れば自然に身につくとされていたコミュニケーション能力や、他人との関係性の構築など、うまくできないという人も多くなったように思います。
そして、それに対する悩みも多く聞かれるのが現状です。

対面で会うことの重要性、人らしさを取り戻すために。

最近、こんな話を耳にしました。

「コロナ前はみんな対面講習会に行くのが当たり前で、そこで実技を覚えてくるのが当たり前だったけど、コロナ禍に新卒で入った子達は対面の講習会に行きたがらないんだよな〜。」
「若い子達がこの間対面講習会に初めて行った話をしてくれたんだけど『やっぱりいいですね〜対面!』って言ってて、当たり前だろ、って思ってしまった。」

私の以前の仕事では、休日に講習会に参加して色々な技術を磨くことが大事とされていました。
それももちろん、普段接するのが患者さんなので対面での治療。
だからこそ、対面講習会に行くのが当たり前。

それはそうだけれども、コロナ禍で対面講習会は本当に減りました。。
だからコロナ禍に新卒で仕事をしている方々は、オンラインでの講習会が当たり前になったのです。

ここ1年くらいは、マスクをする人も減り、コロナになっても以前のような厳しい制約もなく生活することができるようになりました。
それとともに、講習会はオンラインと対面のハイブリット開催が増えたり、対面のみの講習も増えてきました。

そこで感じるのは、「やっぱり対面でしか得られない何かがある」ということ。

講習会だけでなく、飲み会だったり、食事会だったり。
実際に会ってみないとその人の細かいことがわからなかったり、画面では視覚・聴覚的に認識していても触る、香り、雰囲気を読み取るなど目には見えないけれど感じることがたくさんあります。

皆さんは感じとれていますか?

感じる感覚が鈍くなっていると、脳から体へ伝わる運動神経の働きも弱くなります。
その結果、動きが良くなかったり、自分が思っているのと違う動きになって怪我をするなどギャップが生じやすくなります。

◇◇◇◇◇

目だけでなく、五感を使って感じること。

春になるこれから。
人に会って、五感を感じる生活をしてみましょう!